馬見塚デンタルクリニック

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一般診療科目のご案内

スポーツ歯科

スポーツ歯科とは、スポーツ医学の一分野として、歯科医学の立場から体の運動や機能と、歯・歯周組織・噛み合わせとの関連性を研究し、その研究に基づいてスポーツ選手・アスリート・一般の方でスポーツを愛好している方などスポーツをする人々の、歯の外傷予防や運動能力の向上、口腔の健康管理に役立てる学問です。
スポーツ愛好家の中でも、比較的頻度が多く運動されている方、アスリート、スポーツ選手は、場合によっては、残念ながら健康的な生活を送っているとはいえないのです。
運動で引き起こされるストレス、オーバートレーニングによる疲労、ダイエットコントロールによる体組成のアンバランス、低すぎる体脂肪率、活性酸素等でアスリートの身体は、病気に対して、一般人よりも抵抗力が弱っているという報告があります。
当院のスポーツ歯科は、歯科医療を通して、アスリートを怪我から守り、健康をサポートすることを目標としています


診療内容

口腔内診査、エックス線検査、医療面接、唾液検査等による主訴と問題点の把握をします。
各種スポーツ、日々のトレーニングメニュー、ダイエット等が口腔環境に与える影響をチェックします。

むし歯、歯周病治療

スポーツをする方で虫歯や歯周病があると、充分に栄養が取れないばかりか、歯が食いしばれない為、運動能力も充分に発揮できないという事もあります。
また、虫歯や歯周病の影響で、栄養摂取不足が起こることも多々あります。栄養摂取不足や、栄養の偏りはオーバートレーニング症候群の原因の一つとなります。
また、オーバートレーニング症候群時は、体の免疫系の機能が悪くなり、感染症を引き起こしやすくなります。口腔ケアプログラムの実施で、感染症予防に役立てます。

カスタムメイドスポーツマウスガードの作成 (文末にマウスガードについて記載あり)
運動能力の向上や、歯・アゴ・口のまわりのケガ・脳しんとうを防止するために各個人の歯並びに合わせた、ゴム質のマウスガード(マウスピース)の作製・管理をします。

口腔疾患予防管理指導

アスリートは、トレーニング、試合等で頻繁にスポーツドリンクの摂取をします。この摂取が、パフォーマンスの維持には必要ですが、二次的に虫歯の発生の原因、そして、歯牙酸蝕症(歯が溶けてしまう病気)の発症を誘発します。
これらの発症を可能な限り防ぐための指導を行います。

口腔内の健康管理、メインテナンス

口腔の健康の維持、増進、スポーツパフォーマンスアップ、全身健康の維持安定に取り組むことを目指しています。


マウスガードとは

スポーツガード・マウスピース・マウスプロテクターなどとも呼ばれており、口の中を保護することを主目的とした装置です。外力から顎・顔面領域への衝撃をやわらげ、歯の破折、あごの骨折、口の中のケガ、脳しんとうなどを防止・予防するため、ボディーコンタクトのあるスポーツで使用されることが推奨されています。
その他の、アスリートたちも、トレーニング時のくいしばりによる歯の損傷の保護や、くいしばりから起こる体幹の安定の獲得等を目的として多く使用されるようになってきています。
個人にあった適切なマウスガードの使用は、からだのバランスの安定、筋力の向上がみられるという研究データもあります。
噛みしめるという行為が、体幹の安定を促し運動能力を高めるということだけでなく、集中力を発揮する事に役立つという報告も上がっています。
マウスピースは、基本的に3つのタイプに分けることができます。

既成のまま使用するもの(プリフォームドタイプ)

標準的な形に作られており、サイズを選んでそのまま使用するものです。
口の中に入れて、上下の歯でくわえることで使用します。呼吸時や声を出す時に口を開くだけで外れやすく、安定性が著しく悪いものです。個々の咬み合わせについては全く配慮がないばかりか、オールアウトするようなトレーニング時の激しい呼吸事や、激しいボディーコンタクト時に、簡単に外れ、気道をふさぐような事故につながる恐れもある為、使用は推奨されません。

既成のものを、ご自身で調整して使うもの(マウスフォームドタイプ)

既成のものの中には、それ自体をお湯等につけて熱で柔らかくしたり、パテ、粘土状のものを練って、自分の口に合わせて調整ができるタイプのもがあります。プリフォームドタイプと比較すると、フィットという点では多少改善されています。自分の口の中で咬んで作るため、ある程度、咬み合わせとも調和します。
しかし、ぴったりと口に合わせることは出来ず、厚みが付近等になったり、咬みあわせも上手くいかないことが多いようです。

歯科医院で作るもの(カスタムメイドのマウスピース)

本人の型取りから始まり、咬み合わせも歯科医師が調整するため、歯や口に適切にフィットします。呼吸のしやすさ、脱着のしやすさ等様々な利点があります。前述のマウスガードの効果に対する研究(筋力アップや、身体の重心の安定化等)は、すべて歯科医師が作るカスタムメイドタイプのものについての報告です。

マウスガードに期待される効果には以下のものがあります。

  • 歯への衝撃を緩和
  • 口の中の外傷を防止
  • 歯の磨り減りを防止
  • 頭部への衝撃を緩和
  • 集中力の向上
  • 最大筋力&瞬発力アップ
  • 平衡感覚(バランスをより正常に)
  • よりよいマウスガードに求められる条件
  • はずれにくい
  • 異物感が少ない
  • 呼吸がしやすい
  • マウスガードのメインテナンス

多くのスポーツ愛好家、アスリート、スポーツ選手は、トレーニング時や、パフォーマンスを高めるときに無意識に歯を食いしばります。 この力は、皆さんの想像を超えるもので、マウスガードを装着したうえでくいしばることによって、咬みあわせのバランスをとり、歯の擦り減りを減らすことはできますが、マウスガードを擦り減らしてしまいます。 使用頻度、練習の頻度、内容によって、差異はありますが、少なくとも1年に1回、出来ることならば、個々にあったインターバルで、擦り減り具合や破損をチェックして、消耗、破損したものは作りかえることをおすすめします。


アスリートの健康維持

虫歯、歯周病は、単なる歯科の疾患ではなく、虫歯、歯周病の影響で、栄養摂取不足が起こることも多々あります。栄養摂取不足や、偏りはオーバートレーニング症候群の原因の一つとなります。
また、オーバートレーニング症候群時は、体の免疫系の機能が悪くなり、感染症を引き起こしやすくなります。アスリート一人一人にあった、口腔ケアプログラムの実施で、感染症予防に役立てます。(口腔ケアが、インフルエンザ等の上気道感染の予防に役立つ等の報告が出ています。)

なぜ口の中をきれいにしておくと、インフルエンザにかかりにくくなるのでしょう?
そのメカニズムは以下のように推定されています。

鼻からのどにかけての粘膜はタンパク質の膜で覆われているため、ウイルスはなかなかくっつくことができないようになっています。

しかし、口の中にいる細菌が出す「プロテアーゼ」という酵素(タンパク質を壊すことができる物質)がタンパク質でできた膜を壊すことで、ウイルスが粘膜にくっつき、インフルエンザにかかってしまうと考えられます。

ですから、お口の中をきれい(細菌を減らす様)にすることで、鼻からのどの粘膜を覆っているタンパク質の膜を守ることが出来るのですね。

また、それ以外にもお口の中には、様々な細菌がいます。すべてが悪い細菌たちではないのですが、その中には、虫歯を引き起こすものや、歯周病の原因となるもの、そして、唾液に混じって気道に入り、特にご高齢の方や、体の抵抗力の落ちているような方の場合に、重症の肺炎(誤嚥性肺炎と呼ばれています)を引き起こす細菌なども多く住み着いています。

そのため、日常的に口の中をきれいにすることで、細菌を取り除いておくことが、様々な感染症を予防する対策として有効だといえます。

以上のことを踏まえ、スポーツ愛好家の中でも、比較的頻度が多く運動されている方、アスリート、スポーツ選手は、日々の運動で引き起こされるストレス、オーバートレーニングによる疲労、ダイエットコントロールによる体組成のアンバランス、低すぎる体脂肪率、活性酸素等で、病気に対して、一般人よりも抵抗力が弱っている可能性があります。そのため、積極的に口腔ケアをすることをおすすめします。

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